Biography
前田 純平(マエタ ジュンペイ)は、デジタルペインティング、版画、油彩、ドローイングなど多様な手法を用いて平面作品を制作する。
鳥や犬といった動物、炎や光などの現象、心臓といったモチーフをミニマルな形象へと還元しながら、鑑賞者が自身の内面を投影できるような普遍的な象徴性を画面に宿らせることを目指す。
現代を生きる中で生じる、言葉にならない違和感や、矛盾・疑念といった感情の蓄積が、彼を制作へと向かわせる原動力となっている。
近年は、SNSを通じてパレスチナ・ガザの現状に触れたことをきっかけに、そうした制作動機に「現状を変えたい」という祈りの感情が加わり、「発光体」シリーズの制作へとつながる。
これまで、現在の拠点である東京を中心に、少年期を過ごした鳥取やカナダ・ビクトリアなどで、個展・グループ展に参加。奈良・五条新町や東京・青梅で開催されたアートフェスティバルにも出展しています。また、アートイベントでの版画ワークショップも数回に渡って行っている。
略歴
1983年 鳥取県生まれ
東京を拠点に制作活動を行っている。
学歴
2009年 多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻 卒業